初代「天下統一」も好きです
わたしは「斬III ~天運我にあり~」が好きすが、PC98で発売され、後にx68000、メガドライブにも移植された初代「天下統一」も好きです
個人的にはx68000版が好きです
*PC88版は広告がうたれたけど未発売
EGGで発売されています
天下統一
メーカー:システムソフト
開発:アルシスソフトウェア(現・サイバーヘッド)
発売日:1990年5月18日
価格:9800
メディア:FD 5.25 2HD x 2枚
PC98版からの変更点
・BGMがアルシス節になった
・相変わらず素っ気ないけど、グラが綺麗
・城を落城させた時、降将の生殺与奪権がある
*「計略」を用いて落とした場合は、従来どおり
・士気値がわかる
*合戦して成長してないと思ったらやり直せる
個人的に思った事
・「謀反」が定期イベントのように起こる
*松田憲秀がお約束のように小田原城を奪取する
*誰かが春日山城を奪取する
・「豊作」が激レアイベントになってる
*一回も出ない内にクリアした事が何度も
*凶作は当たり前にように起こる
・武将が生まれ変わると「景家(武15)」、「家久(武15)」、「業政(武14)」を大量生産する気がするけど、逆に「正成(武16/政16)」がホントに出なくなってる
*謙信と戦ったら景家が3人もいた事がある
*正成、x68000版で見た事がないです
*PC98版では、正成を4人ほど持った事がある
・甲斐・武田家がPC98版より雑魚過ぎる
*村上義清に滅ぼされる事がたまにある
*南信濃に侵攻したら、死んじゃった事もある
*ほぼ100%、謙信に滅ぼされる
・西国はラスボス島津が勝つ(たいてい島津だけど)とは限らない
*プレイする度にラスボスが龍造寺だったり、毛利だったり
*でも、大友、陶は滅多にない
・CPUのチート具合が半端ない
*CPUは城の「普請」をした後に武将の移動が可能
*豪族でも武将を引き抜ける(PC98版でもあった気がする)
*CPU上杉謙信、軍神パワーで大雪を経験しない
*同じ「編成値」なのに戦ったら、CPU勢力の「士気値」が異様に高すぎる
一番大きい変更点は、降将の「生殺与奪権」だと思います
「天下統一」は最大で48人までの武将しか雇えませんが、PC98版だと城を落城させた時、使える有能な武将はすぐ切腹するけど、ゴミみたいな武将に限ってすぐ降るから、あっという間に48人枠が限界まで埋まってしまいます
配下の将が48人になると跡継ぎ、有能な在野は出て来ないし、戦略上必要な引き抜きも不可能となりますので、PC98版では「ゴミ武将の整理」という面倒な事をしないといけませんが、x68000版はゴミ武将の降伏を拒否が可能なのでとても便利です
武将ごとに兵士を配属するゲームの場合、ある程度の武力を持った武将たちに平均的に兵士を配置すると思いますが、「天下統一」の場合、それはやめた方がいいです
コレはわたしが武田でプレイした時、南信濃、北信濃を制圧した直後の兵の配置です
甲斐、南信濃、北信濃を平定しても石高は60万石いけばいい方なのですが、もう既に飯富虎昌には「50」の兵を配置しています
極端過ぎるかもしれないので、ちょっと参考にならないかもしれませんが、わたしの場合、序盤は武力10以下の武将に兵をあまり配置しません
理由は簡単です
「天下統一」は、石高によって徴兵可能な人数が決まっています
つまり、武力10以下の武将に兵を配置しても、合戦ではものの役に立ちませんので、無駄を省くために武田の場合は、飯富虎昌に兵を一極集中しています
武力14に20、武力8に20と平均的に兵士を配置したとしても、武力16で兵15の上杉謙信に突撃されたら、武力8なんか木っ端微塵に粉砕されますし、もし一撃目を耐えたとしても、相手のターンが連続する場合があるので、二撃目で軍は崩壊し、負け戦(士気値が0になると退却)になります
そして、飯富虎昌(武力14)に兵50を与えた場合、同じような条件で突撃されても、よくて兵45に減るぐらいなので、強い武将に兵力を集めた方が、強い敵と闘う上で条件がよくなるのです
このゲームには、「士気値」という大名ごとに兵質(兵の強さ)を決める数値がありますが、「天下統一」で最弱なのは、加賀国の富樫家です
富樫家の編成値(士気値の元となる数値)は、僅か「40」しかありません
このような最弱国が、すぐお隣にいる、越後(編成値は80)の上杉謙信と闘う場合、どんな凡将でもいいから、1人の武将に兵力を集中させないと、上杉謙信の突撃で軍が崩壊しますので合戦になりません
また、序盤では「鉄砲」はCPが5も減るし、そこそこ金もかかりますので、無駄な投資だし、鉄砲は史実同様に数がないと意味が無いので「鉄砲」で闘う事も不可能です
越後勢と闘うと、編成値80もある武力16の上杉謙信が狂ったように突撃してくるので、受ける立場の方は、兵力がないと士気値まで削られて、一瞬で士気値が真っ赤(崩壊寸前ということ)になります
なお、薩摩国は編成値90と最強なのに、島津四兄弟の次男、島津義弘(武力14)、三男、島津歳久(武力11)、四男、島津家久(武力15)の他に薩摩本国から、九州全体で登場する在野武将は、たいてい武力10以上なので、「天下統一」では島津家はラスボスと呼ばれています
例に加賀国の富樫家を引き合いに出しましたが、富樫家で加賀国を統一するのは、根気と多少の運が必要となりますので、難易度は高めです
とにかく始まったら、まず「疫病」が出てくれないと、最初のターンで滅亡という富樫家ですので、「疫病」が出なかったら、「疫病」が発生するまで1000回だろうが、ロードしてやり直しです
ちなみに「疫病」を待つ理由は、合戦で戦ったら間違いなく滅亡という兵力差がありますので、「疫病」が流行して、加賀国の一揆勢の兵力を減らさないといけない
自国で「疫病」が発生すると自分の兵力まで減りますけど、最初から吹けば飛ぶような勢力ですから、一揆勢の兵力を減らす方が肝心なんです
それに独立勢力は「城普請」はしますが、「徴兵」はできませんので、兵力が減ったらそのままですので、「疫病」で敵の兵力を減らすのです
コレが加賀国の富樫家の実情です
一向一揆は2勢力しかありませんが、後で越前から流れてきますし、越中からも流れてきますので、都合4勢力ぐらいになると思います
そして、能力値が酷い
富樫家は総兵力15ですが、一向一揆は兵力50です
そして、能力値が一向一揆勢と変わらないのはいいのですが、編成値を見てください・・・まさかの一向一揆勢より弱いんです
勝てる訳がないので、籠城しますが敢え無く落城し
滅亡です
普通にプレイするとこうなりますので、とにかく「疫病」に携しかないのが、加賀国の富樫家です
最後になりますが、CPUはこのようにおバカなんです
武田だけじゃなくて、越後に攻め込んで「春日山城」を落とすとCPU上杉謙信は、このように「坂戸城」に兵力を集中させる事がほとんどです
栃尾城がガラ空きですので・・・
このように上杉謙信は滅亡します
合戦がシンプル過ぎるので、CPUに対して小細工ができないから、初代「天下統一」はCPUが強いとかいいますが、城防御が「1」の城に平気で大部隊を置いたり、上に紹介したように袋小路になりかねない場所に大名(龍造寺も結構やる)を配置するので、ハッキリいって何が強いんだかわたしにはわかりません
合戦だって、基本、動いたらダメです
待ってれば勝手にやってくるんで、そこに突撃すれば余裕で島津だろうが、何だろうが勝てますよ?
富樫で上杉に勝つのは厳しいですが、コレCPUの強さは関係ないですから
まぁ、「斬III」も好きですが、「天下統一」も嫌いではないです